
防災訓練で消火器を用いた初期消火訓練を行うことがあると思います。
消火器の扱い方、仕様について学べる機会です。
消火器自体の扱い方は難しくありません。
使い方は単純ですが、”いざという時”は緊張状態にあるため普段とは心理状態が異なります。
緊張状態の中で、”初めて使う”のと”使ったことがある、見たことがある”のとでは違いがあると思います。
消火器は家のどこにあるか、思い出せますでしょうか?
思い出せなくても、いざという時に消火器がすぐ見つかれば問題ないかと思います。
火災はいつ起こるかわからないものです。
いざという時の心理状態は乱れている可能性があり、視野が狭くなることがあります。

いざ使いたい時に消火器が物陰に隠れていると、探すことに時間がかかり初動が遅れる可能性があります。
消火器は普段から視界に入る場所、目立つ場所にあることが望ましいかと思います。
ただし、高い場所、火の元の付近に保管する場合は気を付けましょう。
高い場所に保管する場合、落下時に破損、破裂するなど事故を招く可能性があります。
火の元の付近、火災が発生し易い場所の近くでは火災が発生した際に近づけなくなる可能性があります。
今年はコロナウイルスの流行により、残念ながら防災訓練が中止となった地域も少なくないと思います。
消火器を含め防災用品の置き場所、使用期限、使い方などを確認してみてはいかがでしょうか。